実に合理的です。Dvorak配列でVim、こわくないです。
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……まあ、そういうことを考えてきめたというわけではないのですが、私はDvorakのままVimをカラダで覚えてしまっています。
立場をまとめてみます。
Vimつかってるよ派 (世界全体) | +-- QWERTYだよ派 (多数、保守) | +-+ Dvorakだよ派 (少数、革新) | +-- ノーマルモードとかのコマンドはQWERTYっぽいのがいいよ派 (穏健) | +-- Dvorakそのままでつかうよ派 (原理主義) ← 私はココ
長くなりましたが、ここまで前置きです。
ある日突然、QWERTYなキーボードで仕事することになったら……キーボードレイアウトの設定も変えられなかったら。 あんまり考えたくない事態です。でも、ありえないとは言い切れません。
もっとも、エディタはVim以外ありえません。ここはいいですね。先の図にも書いたとおり、Vimは世界全体です。
つまり、普段 DvorakのままVimを使っている私が、QWERTYでVimを使うことになったら何が起きるのか考えてみます。
たとえば、カーソル行とその一つ下の行を繋げたいとしましょう。もちろん J です。
Dvorakでは、左手中指下段です(私は人差し指で拾いますが)。アタマより先にカラダが動いてこのキーを押下!
結果……行末まで消えてしまいました。
そう、QWERTYキーボードでこの位置には C があります。
私はただ、次の行を繋げたかっただけなのに。行末まで消えてしまい、あまつさえ挿入モードに切り替わるだなんて。
こんなの絶対おかしいよ!
もうひとつ考えてみましょう。こんどは、カーソル行に新しく空行をつくりたいとしましょう。もちろん O です。
Dvorakでは、左手薬指ホームポジション!もちろん反射的に押下します。
結果……カーソル行の内容が消えてしまいました。
そう、QWERTYキーボードでこの位置には S があります。
たしかに空行はできましたが……私はあたらしい空行がほしかったのに。カーソル行の内容が犠牲になるだなんて。
こんなのってないよ!あんまりだよ!!!ひどすぎるよ……
たった2つだけの例ですが、恐ろしさは伝わりましたでしょうか。でもこれは氷山のほんの一角に過ぎません。
こんな環境に置かれ続けたら、私の魂はあっというまに穢れていくことでしょう。
取り越し苦労の最中、ふと気づいてしまいました。端末のキーボードレイアウトを設定できなくても、.vimrcで設定すれば、Vimの中でだけはDvorakが実現できるんじゃないか、と。 シェルには戻らずすべて :! とか徹底すれば、Vimの外に出ずに済むかもしれません……完璧!?
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